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古の伝え。
トモコ [ 2006/06/16 ]
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こんにちは。
どうやら西表島は梅雨明けしたような気配です。
ここ数日の強い南風は、
この時期に吹く「カーチバイ」と呼ばれる風ではないかと思います。
いよいよ、長〜い夏が始まりますね。

今期に入って進めてきたプチ・リニューアルですが、
今日はお部屋のベッドカバーを変えたものをご紹介します。

足元にみんさー柄の布をかけてみました。(本物の織でなくてすみません。^^;)
そして基のカバーは以前のものを裏返して使っています。
(常連のお客様はすぐお気づきになると思うので、先にバラしちゃいます。^^;)

「とにかく統一感!」と、ソファーのカバーも紺色に合わせてみました。
微々たる変化かもしれませんが、いかがでしょうか?
(ご意見・ご感想お待ちしています。
 なんせド素人の私の、付け焼刃的模様替え・・・。自信ナシ!なんです。(泣)

さて、この「みんさー織」ですが、皆さん由来をご存知ですか?
(3枚目の写真を参考にしてください。)
四角が、五つと四つの組み合わせで織られていますよね。
これには素敵な意味があるんです。

『いつ(五つ)の世(四つ)も末永く一緒に・・・。』

両脇に入ったたくさんの細い線はムカデの足に見立てて、
『足繁くおいでください』という祈りが込められているそうです。
その昔、「通い婚」が一般的だった時代を反映しているとか・・・。

実はつい最近これを知った私ですが、もう大感動でした。
こちらでは特に珍しくもなく、
何気なく見過ごしていた織物にそんな想いが詰まっていたなんて・・・!
(にわかに『女の子モード』になってしまった私です。)

昔から続いているものって、本当に情緒豊かですよね。
「時代モノ大好き」な私は、今年一番の大仕事を終えたような気になりました。

いえ。
まだまだ続けますけどね。色々と。(笑)


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